2011年10月11日火曜日

国民は今の政治に呆れている。・・・国民は馬鹿ではない。

休日は半日、畑仕事だ。
昨日は、畑の草取りをしていた。
隣の家のご主人が、話しかけてこられ「政治家は何をやっているんだ。」と最近の国会論戦を強く非難されていた。
「小沢さんの証人喚問より震災復興対策など他に優先すべきことが沢山あるだろう。」というのが大方の国民の思いではないのだろうか。
「一人の政治家をよってたかっていじめているとしか思えないような国会と政治家」に対し国民は思いの他、冷静に見ているように思う。
私は「学級委員会レベルの国会ですね。」と答えておいた。
人間としての教育からはじめなければいけないような政治家がゴロゴロいることに驚きを隠せない。

私の義父も「小沢嫌い」の一人ではあるが、最近は私が「小沢ファン」であることに理解を示してくれている。
戦争を経験した人たちの中には、戦時中の「大本営発表」が頭の中に残っている人も多い。
最近の「福島第二原発事故」や「検察の不祥事」などに関するマスコミ報道に対し戦時中の「大本営発表」を重ね合わせる人も多い。
あまりにも偏った小沢さんに対するマスコミの報道姿勢に対し、同じような匂いを感じ始めた国民が増えてきていることは間違いのない事実である。

「自分達に都合の悪いことは報道しない。」「自分達の権益保持のためには何でもアリ」という官僚、マスコミの報道に対し、厳しい目が注がれ始めていることを彼らは気がついていないのだろうか・・・。

同じように、政治家に対しても厳しい視線が注がれている。
政治家である前に一人の人間としての人格が問われ始めている。
政治家は、自分が小沢さんの立場に置かれたらどのような行動をとれるのか。どれくらい精神的に大変な状況に追い込まれるのかを自分に置き換えて考えて見るべきだ。
小沢さんは政治家であるが一人の人間でもある。
身体的にも精神的にも大変な状況にある小沢さんに対する言動は、政治家本人の人格と人間性を判断するリトマス試験紙でもある。

今の自民党を見ていると「この政党は終わった。」との印象をより強く感じる。
まだ地方組織がそれなりに勢力を保持していることと公明党と連携していることでどうにか持ちこたえているが、後2年、国政選挙が行われなければ、党本部の資金も枯渇し、まともに選挙を戦うことさえ難しくなる状況に追い込まれるだろう。

民主党が輿石幹事長の下、それなりに党内がまとまりつつある状況下では、自民党の打てる手は限られている。
分裂の危機にあるのは民主党ではなく自民党なのかもしれないと思う今日この頃である。

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