2012年3月23日金曜日

消費税の持つ危険性(1)・・・「強者の消費税議論」と「弱者の消費税議論」

昨日に続いて消費税の持つ危険性について説明したい
今回も例を挙げて説明する

手取り家計収入合計30万円 家計支出合計20万円消費税場合ヶ月
支払消費税10,0005%場合 20,00010場合
あくまで支出項目支出一定しているという前提での計算だが消費税5%増税された場合10,000支出になる。(支出合計22万円になる)
この他にも急な冠婚葬祭などによる支出考えられるので月々の支出には多少の余裕必要になる
この家庭は月々の手取り家計収入30万円あるので今までと同じものを購入することができる家計に余裕があるので消費税の5%アップ分上乗せして支出することが可能だ
増税に賛成している人たち大半は消費税アップ分上乗せして支出できるであり家計に余裕ある人である
この人賛成議論私は強者の消費税議論呼んでいる

次の例に移ろう

手取り家計収入合計万円 家計支出合計20万円(消費税別)の場合(ヶ月)
支払消費税額10,000円(5%の場合) 20,000円(10%の場合) 
この例の場合増税されると今までと同じものを購入していたら月々家計には残らない計算になってしまう
この他にも、急な冠婚葬祭などによる支出が考えられるので、月々の支出には多少の余裕が必要になるので5%時と同じ家計支出抑える必要に迫られるガソリンや電気料金などが値上げになれば更にどこかで支出削減する必要に迫られる月1万円の支出増は非常に厳しい。消費税の5%アップ分の10,000円を上乗せして支出することは、ほぼ不可能と考えられる。


上記例2について、もう少し精しく説明しよう今までと少し説明仕方変わるのでご注意ください
2-1    家計支出の合計は消費税5%時の210,000円に固定して計算する。
消費税5%の場合
月々の家計支出合計210,000消費税込み) 
税抜きの支出合計   200,000円(消費税抜き) 消費税合計10,000円
消費税10%の場合 
月々の家計支出合計210,000消費税込み 
税抜きの支出合計   190,909円(消費税抜き) 消費税合計19,090円
以上からもわかるように、月々の支出を21万円以下に抑えなくてはならない家庭では、消費税が5%アップになった場合、月々の支出を9,091円削減せざるを得なくなる。
消費税増税で家計収入が増えるのならば別だが・・・(増えるのは、政府の財布の中身のみ) 

では、このような月々の家計に余裕の無い世帯は、どのような購買行動にでるのだろう。
①今までよりも安い商品を買う
②購買品目、あるいは購買点数を減らす。
③1回に使う量を減らす。
などの行動をとることが予想される。
この人の反対議論私は弱者の消費税議論呼んでいる
今までに説明説明してきたことをまとめてみよう。
つまり、消費税が増税された場合、今までと同じ支払い額の場合、今までより一ランク下の商品しか買えなくなり、その差額は国に持っていかれる。
ということである。
今まで21円で20円の商品が買えたのが増税されると21円で19円の商品しか買えなくなるということである。
このことは単純な視点から見れば「貨幣の価値が下がる」わけだからインフレである。
しかし、実際に起こることは「商品価格の下落」によるデフレである。
つまり、消費税分は市中に廻らないで国庫に入るため、 景気の良し悪しにもよるが単純には考えられないということである。

全国で、安売りのチェーン店が増えていることからもわかるように、庶民の生活は苦しい。こんな状況の時に消費税を増税したらどうなるか・・・。
GDPは下がり、デフレが加速する。
小沢さんや亀井さんの言っていることは正しい。






1 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...
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