2011年6月11日土曜日

菅首相「与野党の協力体制を構築するまで、続投する」と国会で答弁・・・辞めないってことだね。

菅首相はは「与野党の協力体制を構築するまで、続投する」と国会で答弁したという。野党は菅首相が辞めない限り協力しないと言っているわけだから、与野党の協力体制など常識では永遠にできるわけが無い。辞めるつもりは無いようだ。それにしても次から次へとよくこんな理由が思い浮かぶものだ。

与野党内からこんな意見も出てきているようだ。
「野田の次は前原、枝野(幸男官房長官)とつなぐつもりか。(1996年の旧民主党)結党から15年間、上にいるのはいつも同じ顔触れで、今こそ人心一新が必要だ」。民主党中堅の一人は10日、こう語り、中間派として鹿野道彦農林水産相の擁立を目指す考えを強調した。仙谷氏が中間派の動きに火を付けた形だ。
自民党でも、大連立への熱が急速にしぼんできている。同党参院幹部は「仙谷氏は民主党内を掌握できていない。周囲は過大評価している」と冷やや
かだ。(時事ドットコム)

仙谷氏はかなり焦っているようだ。
まず、第一に菅首相をコントロールできていない。
そのため、菅首相が辞任引き延ばし策に出ても何ら対抗策を打ち出すことができない。
菅首相が発言すればするほど仙谷氏や枝野、岡田、安住氏らに対する与野党からの反発が広がる構図になっている。

野田財務大臣の擁立についても同様な構図だ。
野田氏の擁立も仙谷、枝野、岡田、安住氏らが勝手に発言しているだけで、野田氏と話し合った形跡さえも見えない状況だ。(当て馬とさえ思えてしまう。)
自分達の思い通りに次期首相や党執行部を決めたいという思惑がミエミエで、与野党内から反発が出てくるのは当然の結果だ。

そもそも、菅首相の性格や実力を見抜いていた人が殆どいなかったことがこの事態を招いた最大の原因だ。一部の人を除いてこれほどまでに酷いとは大半の人が思っていなかったはずだ。
代表選で菅首相を支持した議員は「針のムシロ」に座らされているようだろう。

最初から見抜いていた中の一人が小沢一郎である。
であるから、裁判を控えながらも、あえて代表戦に出馬した。(本来は出るつもりではなかったと思われる。)
今回の内閣不信任案に賛成の姿勢を見せたことも、菅首相を辞めさせるにはそれしか方法が無いことを理解していたからである。
しかし、鳩山前首相の余分なお節介でそれも台無しになってしまった。
だが、その後の引き際での判断はさすがだと感じた。
若い議員を守り、党を分裂させず、仙谷氏の策略を打ち砕く結果となった。

仙谷氏は実力以上に過大評価されているが、逆に小沢さんは過小評価されている。
と言うか意図的に過小評価されていると言ったほうが間違いないのかもしれない。

20年近くマスコミや野党、官僚機構や検察、御用学者らだけに限らず与党の一部の議員からも叩かれ続け、何度も「小沢は終わった」と言われ続けながらも常に政界のど真ん中にいる小沢一郎という政治家を後年、歴史はどう評価するのだろう。
こんな政治家を生かせない今の民主党こそが批判されるべきではないのか。

2 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

松木謙公氏は不信任案否決後辞任を翻して居座りを表明した嘘つきの馬鹿やろうは一国の首相に不適任であるとして、一人で新たな内閣不信任案を提出すればよい。今度は圧倒的多数で可決されるさw

吉田内閣のバカヤロウ解散を応用したバカヤロウ辞任が見られるぜ。

通りがけ さんのコメント...

>原発による電気エネルギーの製造など論外だ、と京大の小出先生は怒りを込めて言った。
>「たかだか電気を作るためのものでしかないのに、子ども達の未来を売り渡して良いのか!」
>>http://kyosukeyamashina.blog62.fc2.com/blog-entry-925.htmlより

子供たちの未来を踏みにじれと命令するものの正体。

原発の原子炉の中で起こっている臨界核分裂は原爆の爆発と同じものである。

日本人を原爆の人体実験対象にしてデータを収集し続けている米軍。福島第一原発事故発生当初から米軍特殊部隊が首相官邸にまで入り込んでいたという。彼らの目的がメルトダウン防止にあったと信じる者は世界中に一人もいないであろう。

このように他国である日本の中枢部まで米軍が何の外交儀礼も手続きもなく好き勝手に入り込めるのは、ひとえに地位協定という治外法権のせいである。

日本の国防は米軍の地位協定治外法権によって薄紙のごとく破られ続けて穴だらけにされておりまったく機能していないのは皮肉な現実である。

米軍に未来を轢殺された沖縄の少女とおなじく、日本の子供たちの未来を踏みにじれと命令するものの正体は、「地位協定」を振りかざした戦争の狂犬病者米軍である。

独立した扶桑の国の叡智と平和憲法の力で全世界の子供たちの未来を臨界放射能から守ろう。

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