2011年6月22日水曜日

福島原発の汚染水処理・・・官邸の汚染水処理も危機的状況

70日の国会延長が決まったが、脱力感に苛まれている。
これで震災の復旧、復興が遅れることになるだろう。
不毛な論戦が国会で延々と続くことになりそうだ。
その間にも、日本の経済は地盤沈下を続けていく。
政治に期待するのは、もうやめようと思う今日この頃である。

福島原発の汚染水を浄化し循環させる仕組みは、米キュリオン、仏アレバ両社のトラブル続きで、本格稼働の見通しがたたない状況だ。
 東北地方も梅雨に入り、いよいよ汚染水の処理が危機的状況になってきた。
そもそも、これだけ高濃度の汚染水を処理した実績が無い中で、数社のシステムを組み合わせて構築すること自体に大きな無理がある。流量あたりの処理能力にバラツキがでる可能性は高い。
処理システム本体の総延長がかなり長くなったこともトラブルを生む要因になりそうだ。
もう一点の大きな問題点が、原子炉に海水を注入したことで汚染水に海水が含まれていることだ。
海水が混ざっていることが処理の障害になる可能性は高い。

官邸と民主党執行部の汚染水処理も危機的状況のようだ。
暴走しはじめた核燃料棒(菅首相)がメルトダウンし、高濃度の放射性物質を撒き散らしているようだ。冷却するために水を注いだようだが、一向に温度が下がらない状態だ。
汚染水が垂れ流し状態になっている。

一方の民主党執行部も、原子炉格納容器の損傷(官邸崩壊)により汚染水が原子炉建屋地下(党執行部)まで流れ込んだだけでなく放射性物質が外に大量に飛散して周辺地域(党内や野党)まで広がってしまった。

簡単に言えば、手がつけられない状態になったということである。
岡田幹事長の面子も丸つぶれである。信用もがた落ちになった。
自民党や公明党はかなり怒っている。
安住国対委員長などは、口も聞いてもらえないかもしれない。
仙谷官房副長官も大連立を画策したが潰され面子丸つぶれで党内外の信用を失った。
彼らは、菅首相を甘く見すぎた。
と言うか、伸子夫人を甘く見すぎた。

仙谷、岡田、枝野、安住、玄葉、前原氏らは、これから暫くの間、針の筵の上に座らされることになる。
進むも地獄、退くも地獄」という状態が続くことになる。
 官邸と党内との溝は埋めようにも埋められないところまできている。
その責任を彼らは負わされることになる。

一方の菅首相の側も強気一辺倒に見えるが、これからの展望が開けているわけではない。
袋小路に追い込まれている状態であることに変わりはない。
強気な態度=不安の表れ
と見るべきだ。

  「菅首相がどこまで我慢できるか」、「自民党、公明党がどこまで我慢できるか」という「我慢比べの争い」になろう。
 
ただし、忘れていけないのは、この状況を唯一読みきっていた小沢一郎の存在である。
狂信的ともいえる菅首相の性格を理解し、そのしたたかさと狡さを理解していたのは、おそらく小沢さんだけだろう。
今になって多くの議員が菅首相を支持したことを悔やんでいるだろうが、後の祭りである。

最後に一つだけ言えることは、今まで菅首相やその周辺が企ててうまくいった事は一つも無いことである。
小沢さんの排除しかり、消費税増税しかり、原発事故の初動対応しかり、TPPしかり・・・。
「下手の考え休むに似たる」
この言葉を菅首相に贈りたい。

久しぶりに一句
「官邸の メルトダウンで レベル8」

4 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...

「扶桑の国日本に生まれ暮らしてきた日本人のチカラ 」


日本を核最終廃棄場にするという考えにはアメリカだけでなく原発を持っている国はすべての国が賛成するでしょう。アメリカの核の傘の下に入ってから66年、世界の国から見て日本はアメリカの植民地そのものです。

ロシアや中国が日本との領土問題で日本に対して譲ることがないのも、日本列島にアメリカ軍が大軍で駐留しつづけているからです。いつ戦争の狂犬が謀略を仕掛けて核兵器を持って日本の基地から自国(中国本土、ロシア本土)へ乗り込んでくるかわかりませんからね。原潜も大量に配置されていますし、原子力空母も日本を補給基地にして何隻も派遣できます。原子炉を冷却した放射能汚染水を常時公海に垂れ流し続けながら。

日本列島が核最終廃棄場になれば米軍は沖縄の基地だけになり当然兵力も削減されます。中国とロシアにとっては米軍が直ちに攻め込んでくる危険が縮小されたように感じられるので日本列島核最終廃棄場化に反対する理由は国益上ありえないことになるのです。

ヨーロッパの原発保有国にとっても遠い極東の島国が最終処分場になれば自国の被曝汚染が避けられるのでこれも喜んで賛成するでしょう。
日本の戦後核の傘の下外交はこのたびの孤立化によって完全な失敗外交であったと証明されたということに尽きます。

日本が独力でこの窮地から脱出するためにはまず対米独立して米軍の核の傘の下から脱出し、独自の方針で歴史上常に世界一の技術力と知恵でもって安全な独自の核最終処理技術を独創確立する道しかないでしょう。

そして日本人の世界一の融通無碍な叡智と技術力があれば、この未曾有の難局を独力で解決するという困難なミッションインポシブルの解決成功も必ず達成できます。

それが扶桑の国時代から常に歴史上世界に冠たる日本人のチカラなのです。

通りがけ さんのコメント...

「原発は必ず事故を起こす不完全技術」

すべての原発は必ず事故を起こします。浜岡を止めたが他は稼働再開させるというのは欺瞞であり脱原発論者の歓心を買うための「嘘」です。

地震列島扶桑の国の人々は地上最大の天災である地震と洪水とに常にさらされ続けながら人々の叡智を結集して(三人寄れば文殊の智慧)皆で力を合わせて(和をもって貴しとなす)自然の偉大な力と共存しながら生きてゆく類なき民衆社会を築き上げ営々と親から子へ言い聞かせながら(嘘つきは泥棒の始まり)常に同時代の世界最高の美徳を具えて和の国(菩薩の利他行を尊ぶ国)に生きる人々として脈々と現在に至っているのです。

嘘も方便という純粋な利他目的の菩薩行であれば許されますが、みんなのためにならない私利私益確保するためにつく利己の嘘は日本人なら決してついてはいけません。

日本では扶桑の国の昔から言い伝えられる躾の基本(おじいちゃんやおばあちゃんが口癖のように教えてくれる)「嘘つきは泥棒の始まりだから嘘をつかず正直に生きてゆきなさい」があり、これこそが日本人を世界史の歴史上常に同時代の世界中の国から尊敬される美徳の人々たらしめつづけてきた理由なのですから。

菅総理、日本人なら正直が一番です。見え透いた浜岡だけ停止など世界平和を求める和の国の美徳を生きるひとびとにとっては唾棄すべき悪徳、泥棒の利己目的の「嘘」に過ぎません。

世界中すべての原発原子炉はいったん稼働運転を始めたが最後、経年変化で必ず「事故」を起こすのだから。

通りがけ さんのコメント...

「菅総理は放射能テロ実行犯としてヒバクシャから告発され逮捕解任されるでしょう」

東電保安院ともども事故以来証拠隠滅行為ばかりが過ぎるので即逮捕首相解任ね。厚労省文科省も事後従犯で逮捕です。
残念でした、逃げられないよ証拠だらけだから。あとはめいめい留置場の中でバリバリの人質司法に対して言い訳を考えよ。

ヒバクシャが福島警察へ告発すれば福島原発近くの所轄警察署で身柄拘束取り調べが行われるんじゃないかな。山下教授によれば笑っていれば被曝はぜんぜん大丈夫だそうだから、菅総理逮捕されても今のご機嫌な満面の笑い顔を留置場で続けてください。

参考:福島の子供たちを実験台にしている本当の悪たち
>>http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-611.html

通りがけ さんのコメント...

「平和を希求する日本国民の自裁自決」

世界平和を達成するためには、愚かな戦争の狂犬に決して餌をやってはならないのは、太陽よりも明らかな地球自明の理である。

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