2012年3月3日土曜日

官僚の政治介入を許していいのか!・・・野田・谷垣極秘会談”財務省幹部らが仲介”

野田首相・谷垣総裁の極秘会談を”財務省幹部らが仲介”していたそうだ。
もし、これが事実なら明らかに”行政(官僚)の政治介入だ。
こんなことが許されていい訳はない。
越権行為であり、財務省による「解散、連立工作」と受け止められてもしょうがない。
また、それにホイホイと乗った野田首相と谷垣総裁の「政治感覚「政治家としての矜持の無さ」には、呆れて物が言えない。
彼らの口から発せられる「政治主導」というのは「官僚のお膳立てによって、政治家が動く」ということらしい。お二人は、漢和辞典で「政治主導」という言葉の意味を、もう一度調べ直された方がいい。
そして、このことは「政治の衰退」を意味し、「消費税増税の是非を決める国会の役割を軽視する行為」を認めることでもある。
消費税増税」を実現したい「一行政機関である財務省の幹部」が、首相と野党第一党の党首を密会させ、増税を実現するための手段として「法案成立後の話し合い解散」を持ちかけた。更に、それだけに留まらず解散後の連立や政界再編」まで仕掛けるという世間一般で言われるところの「政界工作」を仕組んでいたとすれば、もうこれは、立派な疑獄事件である。
完全に公務員としての行為を逸脱している。
この点は、各政党が国会で厳しく追及すべきだ。
このことを有耶無耶にして認めることは、「国会という立法府の役割を放棄すること」に等しい。
また、国民から選ばれた国会議員を軽視した行為を認めることにもなる。

党首討論の4日前、先月25日に行われた野田総理大臣と自民党の谷垣総裁の極秘会談は、財務省の幹部らが仲介していたことが明らかになりました。
関係者によりますと、野田総理と谷垣総裁はともに財務大臣経験者で、消費税の増税による財政再建という方向性についてはおおむね同じ考えです。このため、消費税の増税による財政再建を目指す財務省の幹部らが間に入り、極秘会談を実現させたということです。会談では、消費税増税法案の成立を前提に総選挙を行う「話し合い解散」についても話し合われた模様です。ただ、2人とも依然として極秘会談は否定しています。
野田総理大臣:「会ってません」
自民党・谷垣総裁:「断固話しません。会ってない。それだけです」
テレビ朝日NEWから引用

いやはや、一国民として恥ずかしい。
世界中の笑いものだ。
官僚のお膳立てがないと、自分達だけでは会談の一つも設定できないような一国の首相と野党第一党の党首に政治を任せなければならない「国民の不幸」を政治家達は、どう受け止めるのだろう。

余談:
①今、話し合い解散をしたら、参議院のみならず、衆議院でも「ネジレ」が生じるだろう。(衆参で今と逆のネジレ現象が生じる。)

②民主党の議員の中に、数ヶ月以内の話し合い解散を望む議員がどれほどいるのか?
9割の議員は反対ではないのか・・・。(口には出さないが・・・。野党に転落し、且つ自分も落選する可能性が高い選挙を早くやりたがる議員はいないだろう。・・・常識では)
それでも、野田首相は解散できるのか?

4 件のコメント:

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温泉天国 さんのコメント...
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