政界における仙谷官房副長官や枝野氏、岡田氏、安住氏らの株が東京電力の株価並みの下がり方をしているようだ。
大連立工作も頓挫し、後継代表の指名などが嫌われ、党内から総スカン状態のようだ。
菅首相を辞めさせられないことで、彼らの力の無さ、先の読めなさも浮き彫りになってきた。
彼らが古い政治体質の持ち主であることもバレてしまった。
また菅首相を担いだ責任も党内から問われ始めている。
彼らは誰一人、菅首相と一緒に心中しようとしていない。
海岸の絶壁で菅首相だけ崖から突き落とし、自分達は知らん振りで済まそうとしているのが今の彼らである。
菅首相により民主党はグショグショになってしまった。民主党の支持率が大きく低下し、選挙では連戦連敗である。
これらは菅首相の責任もあるが、枝野・岡田という歴代無能幹事長の責任も大きい。
また、その裏で糸を引いていた仙谷氏の責任も重い。
では、ここ一年で仙谷氏の思うように政治と政局は動いたのか?
Noである。
寧ろ、政治的な地位は大幅に低下したと見るのが妥当な評価だろう。
「参院のねじれ状況を考えると、新政権は自民、公明との連立を模索するでしょうから、自公とパイプのある仙谷さんが有利と言えるかもしれない。ただし、仙谷さんは国会答弁に不安な面もありますし、むしろ幹事長などの役職で首相を支える立場のほうがいいかもしれない。やはり、仙谷さんを取り込んだ人がポスト菅の座を射止める可能性が高そうです」(共同通信 田崎氏)
などと、マスコミは仙谷氏の虚像つくりにいそしんでいるが、いまや党内での信用と影響力は殆ど無いに等しい。
一年前は、「反小沢」だけで党内の支持をある程度集めることが可能であり、それが菅支持グループ及び仙谷氏の求心力を高める原動力になっていた。
しかし今は、まるっきり逆の状況になっている。(菅首相の求心力は0に等しい。)
菅首相の退陣が既成事実化している現状で、次期首相に誰がなるかは、党内で衆参の議員を100から140人近く束ねている小沢さんの動向が全てを握っていると言っても言いすぎではない。(TBSラジオの武田記者も同様な見方をしている。)そのため次期首相を目指す議員は菅首相や仙谷、枝野、岡田氏らの「反小沢勢力」との関係を弱め、「親小沢勢力」との関係を強め、小沢さんとの良好な関係を築くことが重要になる。
仙谷氏は、菅グループや中間派からの信用も失い、彼らに対する影響力は、殆ど無いと思ったほうが間違いない。
党内の情勢が、「反小沢」から「小沢グループとの関係修復・強化による挙党体制の構築」に大きく流れが変わっている。
もう一点が公明党との関係である。
菅首相や仙谷氏が求心力を落とした重要なポイントが公明党との関係を強化できなかった点にある。もし、公明党と良好な関係を築くことができていれば、参議院のねじれでこんなに悩まされることは無かった。(菅首相と仙谷氏は創価学会の婦人部に嫌われている。)
参議院においても小沢さんの盟友である輿石参議院議員会長の協力なくしては、国会運営は円滑に進まない。
まして、今回出馬予定の議員の支持基盤は小さい。彼らが
小沢さんとの距離のとり方=仙谷氏らとの距離のとり方
で難しい判断を迫られる可能性は大いにある。
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1 件のコメント:
直ちに東電と保安院を業務上過失致死傷罪で逮捕し未必の故意が証明されれば大量殺人の実行犯テロリストとして断罪する目的で厳しく取り調べる。
そうすれば菅内閣もすぐに共犯証拠があがって逮捕され終了する。政局など時間の無駄である。
事実を伝えるジャーナリズムで東北の現状を見よ。
「郡山や福島でほとばしる怒り」(転載)
>>http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/kooriyamayahukusimadehotobasiruikari.html
郡山や福島でほとばしる怒り
東北・原爆展キャラバン
戦争で皆殺し原発では放置 2011年6月8日付
(続きは当該ページで読んでください)
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