2012年3月9日金曜日

東北大震災の復興と原発事故対応で感じること・・・行政システムの劣化

最近つくづく思うのは政府と東京電力体質ソックリであるということである
東電赤字になれば料金値上げすればいい。 
政府財源が足らなければ国債発行すればいい
これなら誰でも東電の社長や財務大臣はできる
問題なのはこれからで
東電経費を使うほど利益増えるという料金体制 
政府予算請求増やせ予算が増えるという予算編成システム
問題なのは
東電利益出すと値下げ要求されるので利益次々設立した子会社付け替え一定利益押さえ込む
政府予算を余らせると次年度削減されるので使い切るさらに予算を次々と設立した特殊法人等通して多くの関連団体等に付け替えることで天下り先の人件費天下り先の利益付け替える
という構図にある
更に許せないのは、問題会社財源不足矮小化し国民負担させようとしていることだ

幾つかの
元に説明してみよう
福島原発の事故収束のために働いている人たちは3次から5次6次という下請け派遣社員人たちが多い其のため元受業者支出する10万円日当が末端作業員人たちの懐に入る頃には1万から1万5千円くらいになっている途中に入る業者親方中抜きするからだ
これら使われるお金迂回しているが最終的には国が支払うことになる国民の税金からの支出だ更に中間業者の中には暴力団関係企業含まれているようだ
極端な表現するならば原発事故現場で働く作業員の日当国民の税金から支出85%から90作業員本人ではなく中間業者懐に入っているということである
更に其の中には暴力団関係企業あるそうだから税金一部暴力団の資金源なっているいう何とも理解し難い構図なっている
東電はこれらの作業を下請けに丸投げしている下請けは正式な雇用契約結ばないで作業員を使っているのが現状だ

多少の違いはあれど日本の行政システム同じような構図である
東京電力政府体質いえるのかもしれない
隠蔽ごまかし経営者保身などの体質ソックリだ


現在の復興原発事故対応おける政府の対応最大の問題点は国民の生活守る最優先せず財源確保理由に国会審議大幅遅らせたことにより問題処理予算処理大幅にそれが復旧復興大幅に遅らせた最大の原因なったことにある

被災
地域では復旧復興スピード大きな差が出始めているがそれは地域の首長が地域住民の命と生活を守ること」最優先に考えているかどうかの違いでもある
まずは住民の生活基盤を整えることを最優先し将来のことは落ち着いてから考えるという姿勢貫いている地域復旧復興も早い
将来像に基づく図面を描き、それに沿って復旧、復興を進めようとしている地域は、復旧、復興が遅れている。将来像に基づく図面を作る作業には膨大な手間と時間が必要で、其の間に地域住民は疲弊し、他の職業や他の地域に移ってしまう。本末転倒の結果を生み出しつつある。


これは、政府の対応においても同様である。
特に原発事故対応に顕著に現れている。
「住民の命と生活を守ること」を最優先に考えれば、除洗より先に住民が安心して暮らせる場所の確保と生活の保障を第一に考えるべきである。
いま政府がやろうとしていることは「除洗」ではなく「移洗」である。
被災地の産業廃棄物の受け入れ問題でも同様なことが言える。
基本原則に沿った処理理念を守ることが大原則である。
所謂、産廃を「持ち込まない」、「持ち込ませない」という大原則である。
「地域の問題は地域で解決する」という循環型社会形成における大原則である。


「原則なき産廃処理」が問題の解決を遅らせ、余分な予算を使うことに繋がっている。
東北の産廃を全国に搬送する費用だけで、東北3県に最新鋭の放射性物質にも対応した大型の産廃処理施設がいくつもできるだろう。
放射能汚染関係の産廃や土の処理においても「持ち込まない」「持ち込ませない」という原則と「封じ込める」という放射能処理の大原則に従えば、自ずと方向性が見えてくるはずだ。


電力会社の料金値上げの原因は「燃料費の高騰」が最大の原因のように言われているが、そうではない。「電力販売量の減少=売り上げの減少」が第一の原因である。「節電意識の向上」や「LEDなどの省エネ機器の急速な普及や最新の省エネ機種への買替え」等により、電力の販売量が減少(売上げの減少)していることが最大の要因であり、この流れは自然エネルギーの普及により更に加速するだろう。つまり、早急に徹底した経費削減と効率化、経営体質の改善を図ることこそが最優先に行われなければならないことである。一時的に値上げして解決される問題ではない。体質改善を行わなければ、永続的に値上げし続ける事態に陥る。ここでも国と共通する課題が露呈してくる。


今回の政府の対応を象徴するようなことを福島県の畜産農家の農協理事の方がテレビで言っていた。
「モニタリングポスト(放射線監視・測定装置)」の設置場所は徹底的な除洗が行われているそうだ。そこから少し離れると放射線数値がピーンと跳ね上がるそうである。(意味無いジャン・・・)
これには、さすがの私も「開いた口が塞がらない」状態になってしまった。
今までの政府の対応は、このことに代表されるように、すべからず「小手先」の「住民の命」は二の次で「自分達の立場を守る」ことと「経済界の意向に沿う」ことを優先させ、国民に「真の情報」を伝えないことで批判を避けようとしてきたといえる。
「原則なき政権運営」「原則なき原発事故対応」「原則なき復興支援」というのが実情だろう。


「住民の命と生活を守ることを最優先に考えるのか」それとも「財政再建を最優先に考えるのか」
本来は次元の違う問題ではないのかと思うのは私だけであろうか。







3 件のコメント:

通りがけ さんのコメント...
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通りがけ さんのコメント...
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温泉天国 さんのコメント...
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