2010年11月17日水曜日

民主党は小沢一郎議員が活躍できる場をつくれ!

いやはや、とんでも発言である。
常(じょう)套(とう)句2つ覚えるだけで大臣ができるのなら、私でも大臣ができる。私ならもっとマシな発言ができるかもしれないと思う今日この頃である。

柳田法務大臣は14日、地元・広島市で開かれた大臣就任祝賀パーティーで「個別の事案は…」と「法と証拠に基づいて適切にやっている」という常(じょう)套(とう)句2つを紹介。「法務相はいいですよ。2つ覚えておけばいいんだから。何回使ったことか…。これでだいぶ切り抜けて参りました」と発言した。

政治主導の意味がよくわかっていない民主党議員が多いようだ。
中には『政治主導』とうかつなことを言い、大変なことになった。などという、とんでも発言をする幹事長代理もいるようだから、期待するほうが無理というものか・・・。
完全に民主党は漂流しはじめた。

政治主導とは政治家が方向を示し、官僚に責任を与え、結果を双方が甘んじて受け入れる。そして責任をとるということではないか?
政治と行政組織は国家を運営していくための両輪である。双方が協力しあい同じ目標のために努力する姿が政治主導の政治ではなかろうか。

責任を取らない政治家。責任を取らない官僚。政治・経済・外交の方向性を示せない政治家。
これが過去の日本の政治と官僚組織の問題であり、これを変えていくことを目指したのが民主党の政治主導ではなかったのか。

そしてこのことをもっともよく理解し推し進めようとしている政治家が小沢一郎である。
小沢一郎は決して官僚を排除しようとはしていない。政治家にも問題があると言っている。日本の将来を危惧する優秀な官僚も多いと言っている。

これほどの政治家の活躍する場が奪われている事自体が日本の損失である。
民主党という政党の損失である。


民主党は早急に小沢さんの活躍できる環境をつくらなければ生き残れないことを理解すべきだ。
大相撲で言えば「がっぷり四つ」の横綱相撲もとれれば「立合いの変化」もできる。場合によっては「蹴手繰り」も繰り出すことができる、大技、小ワザを場面により繰り出すことができる技能を持った小沢一郎という力士を休場させておくことは、余りにももったいないことだ。

小沢一郎は党人派の政治家である。
政治家には色々な分類がある
①党人派の政治家・・・田中角栄、鳩山一郎など
②官僚派の政治家・・・吉田茂、宮沢喜一など
なども代表的な分類だが

最近では
役者型と分類できそうな政治家が目立ってきた。
代表的なのが小泉元首相で、ある意味において彼は一流の役者であった。観客(国民)を惹きつける能力を持っていた。ただし、この人は肝心の政治には余り関心が無かったように感じるが・・・。
小泉元首相の出現以降、国民の人気目当てのパフォーマンス優先の政治家が多くなってきたように感じる。
しかし残念ながら、2流、3流の大部屋政治家ばかりである。
下積みから叩き上げた渋い脇役政治家が少なくなったように感じるのは私だけであろうか。
よくも悪くも小沢一郎は、長年にわたり観客の目を引きつける息の長い一流の大物政治家である。
山に例えれば小沢さんは頂上から外界を眺めている。他の議員は2合目あたりから外界を眺めている。
小沢さんは、外界に出向き、庶民の声を聞く努力をしている。菅支持派の議員はマスコミの世論調査に迎合しようと新聞・マスコミの声を聞く努力をしている。

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