2010年11月20日土曜日

民主党がどうこうではなく、日本の政治が終わってしまう・・・小沢さんは日本の政治状況に強い危機感

小沢さんは日本の政治状況に強い危機感を持っている。

広い視野から日本の政治全体の現状を見た場合、小沢さんの言われるとおりだと思う。
残念ながら自分の党の利益しか考えない視野の狭い政治家がいかに多いことか。
党どころか自分の都合しか考えない政治家も数多くいる。
小沢さんのような広い視野から政治を語れる政治家が少なくなったことを残念に思う。

昨今の民主党の政策も、マニュフェストという大黒柱をおろそかにしたため、家全体がふらつき始めた感は歪めない。
何事も、柱が需要である。その大きな柱となる政策に基づかず、小手先の政策でやり過ごそうとしているところに大きな問題がある。
財政問題を詰めていけば、その根本は「少子高齢化」による人口構成比の変化にあることに気づくはずだ。小手先の増税で根本原因が解決されるはずもなく、税制のあり方という根本から論議しなければならないことに気づくはずだ。

毎度のことながら
①「民主党の小沢一郎元代表が4日連続で同党の当選1回衆院議員と懇談、「『ポスト菅』をにらんだ囲い込みではないか」と警戒する声もあがっている。
懇談したのは延べ約70人で、ほとんどが代表選で小沢氏を支持したとされる議員だ。4日目となった19日夜の東京都内の中華料理店での会合では、資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件を抱えていることを踏まえ、「自分はこういう状況で、なかなか動けないから、君らは自分自身で民主党の現状をどう打開するかを考えろ」と述べたという。出席者によると、18日には「菅首相は来年1月か2月に解散カードを切るかもしれない。選挙準備を怠るな」と早期の衆院解散の可能性にも言及した。」
(2010年11月19日21時37分 読売新聞)


②「このひと言を解説してもらいましょう」と、みの・もんたに指名された与良正男(毎日新聞論説副委員長)が次のように……「追い込まれて解散するのはほとんどない。実際に、解散する力はないですから。それより、この記事で僕が注目するのは、民主党が厳しいという時に、小沢さんが上機嫌で酒を注いで回ったというところ。 今は、失言問題が相次いで(小沢元代表の)国会招致は忘れ去られ、恐らく臨時国会では忘れ去られちゃうのでしょうけど……この政権は全く責任は取らない、けじめはつけないですね」
(TBS朝ズバ)

③民主党の渡部恒三最高顧問は19日、TBSの番組収録で、小沢一郎元代表が若手議員との会食で早期の衆院解散・総選挙の可能性に言及したことに対し、「解散すれば、小沢君を慕っている者の80%は落ちるのではないか。絶対に解散しないよう菅直人首相に頼むのが人間の道だ」と牽制(けんせい)した。小沢グループには選挙に弱い中堅、若手が多いことを念頭においての発言だ。
また野中広務元官房長官は同番組で「自分の手下がこれだけ集まると見せるための動きだ。離れる連中を引き留めるために食事をしてハッパをかけ、マスコミのネタにするという以外に小沢氏の存在価値はなくなった」と指摘した。
(TBS 時事放談)

小沢ネタで食っているマスコミ諸氏は許してあげるとしても
渡部恒三最高顧問の「解散すれば、小沢君を慕っている者の80%は落ちるのではないか。絶対に解散しないよう菅直人首相に頼むのが人間の道だ」
発言は看過できない。 肛門様などとおだてられ、政権の後ろ盾を自認しておられるようだが、民主党が危機的状況に陥ったのは誰のせいなの?
反小沢派の議員は大丈夫?
「人間の道」を外したのは菅首相だろう。頭を下げて頼む立場に追い込まれているのは菅首相の方では?
と言いたくなる。
まあ、口だけの人だから、目くじらをたてるまでもないが・・・。
 

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