2011年1月26日水曜日

検察審査会の闇①・・・私達は「2回目の審査会は審査員が全員入れ替わって審査が始まり議決した。」と思い込んでいないか?

私達は、勝手に思い込んでいたのかも知れない。

きじにゃあのツイッター備忘録様のブログに陸山会事件に関する2回目の検察審査会の議決の謎について素晴らしい考察が書かれている。
少ない資料から、詳細に分析されており、かなり核心に近づいておられるように感じた。

「陸山会事件 作られた起訴議決」 詳細版 (by wolfgandhi)(改訂-1 2011/01/25 13:30)
「陸山会事件 作られた起訴議決」 抄録版 (by wolfgandhi)

参考資料:
森議員資料サイト  http://bit.ly/fDDhWY (第2回・審査事件票)
@iponfanさんサイト http://fc2.in/g6ONnt (臨時選定録など)

私なりにこの問題をブログから引用させていただきながら考えてみた。
まずこの議決に対する謎をまとめてみよう。
①審査員は本当にいたのか?(架空の審査員では?)
②本当に審査は行われたのか?(審査補助員が勝手に書いたのでは?)
③9/8付の新聞報道「審査補助員が決まり審査が始まる」は本当なのか?(本当だとすれば誰がそれまで補助していたの?)
④議決日(9/14)と公表日(10/4)がズレたのはなぜか?(1回目は議決当日だったのに?)
⑤議決日がなぜ民主党の代表選当日だったのか?(政治的な利用?) 
⑥検察官の意見聴取はいつだったのか?(議決の前それとも後?)
⑦審査員の平均年齢が3回も変わったのはなぜか?(計算間違い、それとも審査員入れ替えによるもの?) 
⑧なぜ起訴事実に4億円の件が追加されたのか?(1回目の議決内容では起訴できないと判断したから?)

などが考えられる。

私達は「2回目の審査会は審査員が全員入れ替わって審査が始まり議決した。」と思い込んでいなかったか。(「2回目の審査会は全て同じ審査員によって行われていた」と思い込んでいなかっただろうか。)

きじにゃあのツイッター備忘録様のブログにマスコミ報道に対す疑問点が要約してあるので紹介する。
マスコミの誘導により、私達は下記のように思い込まされてはいなかっただろうか?
>・審査会は8月から始まった(1回目議決の審査員が全て入れ替わってから審査を始めた)
>・9月に入って頻繁に審査を行った(だから審査回数は十分で9/14議決は不自然ではないよ)
>・検事は、共謀の成立を認めるのは難しいと言った(検事はちゃんと説明した)
>・議決日が代表選当日になったのは偶然(わざわざ合わせたわけでは無い)
>・当日に議決を出すことが予定されていたわけではない(その日の議決を狙ったわけではない)
>・起訴議決が出たのは代表選開票の後(だから審査会は代表選に全く影響を与えていない)


もし事実がきじにゃあのツイッター備忘録様のご指摘に近いとすれば
>「マスコミ、検察審査会、一部政治家そして検察がグルとなり、綿密に練られた計画に従って実行されたことになります。」
という言葉が現実味を帯びてくる。

もしこれに近い事実があったとするならば、小沢さんの事件どころの騒ぎではない。
マスコミ、検察審査会、検察そして一部政治家による「法治国家日本」の根幹を揺るがす「大犯罪事件」となるであろう。
そしてそれは、彼らが「獣道(けものみち・・・人間としての道を踏みはずしたことを意味する)」に踏み込んだことを意味する。

検察審査会の闇は深い。
国民はこの問題を真剣に追及しなければいけない。

次の機会には、もっと踏み込んで解説して見たいと考えている。

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