2010年2月20日土曜日

中央と地方のねじれ

高橋選手、3位入賞おめでとうございます。
国は民主党が政権の中枢を担っているが、地方ではまだまだ保守(自民党)と公明党が多数を占めている。
所謂、国と地方の政治のねじれ現象である。
地方は今、この状況にどのように対応していいのかわからない「虚脱感」に似た状況にあるのではないか。
特に自民党の各県連は、今後の対応に苦慮しているのではないか。
お上(国・官僚・自民党国会議員)依存の体質からの「頭の切り替え」は、中々大変だと思うが・・・。

しかし、逆に考えればチャンスでもある。
地方主権へと政治の仕組みが変わろうとしている今、地方の政党本部のあり方も大きく変えなければならない時期にきている。
地方議会の活性化」「地方独自のシンクタンク機能の強化」など、取り組む課題は、いくらでもある。

国の政策が、全国一律の「金太郎飴」的な配分から、「使い道を限定しない国からのお金」を「地方の裁量で使い道を決める」方向に変わりつつある現在、地方議会の役割は、今以上に大きくなってくる。
それに伴い、政党本部の役割も今までとは変わったものにならざるを得ないであろう。

地方の政党本部は、「議員の公募制の導入」「よりお金のかからない選挙制度」「地域住民のニーズや課題を拾い上げるシステムの整備」「地域独自の政策立案機能」などが問われることとなる。

国の政治の大きな役割の一つが「富の再配分機能」であり、その中には「地方への税金の再配分機能」も含まれる。

国の役割の一つが、「不公平の是正」であり、それ以外の地方独自の政策は「地方が考え」「地方が実行」が原則であろう。
その為にも、地方組織のあり方の検討は急務である。

当然のことながら、国会議員の役割も変わらざるをえない。地方の変化にどのように対応していったらよいのかをそれぞれの議員も考えなければいけない。
「地方の意見・要望をしっかり受け止め国の政治に反映させる」ことも国会議員の大きな役目の一つである。

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