2010年2月12日金曜日

陸山会の資金移動の説明図

以前、文書で説明した陸山会、小沢氏個人、銀行の資金の移動を図にして見ました。



(尚、以後の推測は検察のリーク情報を元にして書かれた新聞の記事を元にしております。)
これで見ていただけるとわかると思いますが、なんら政治資金収支報告書の記載で問題になるところはありません。
土地の登記については「中間省略登記」で登記名義は同じ小沢一郎なので問題ありません。
石川議員の起訴事実自体が無いことになってしまいます。
記載ミス、記載漏れも一切ありません。
まして、虚偽記載などとんでも無い話です。
「銀行からの借入金で購入」「個人からの借入金で購入」「政治資金で購入」全てあてはまります。

この処理のポイント
①陸山会の資金で直接不動産購入した場合(陸山会が任意団体であるため不動産登記名義が代表者個人名での登記になる。)法人税法上の贈与とみなされる可能性がある。
②任意団体のため銀行からの借入も代表者個人での借入になる。(NPO法人等でも同様であった。)基本的には任意団体名義で銀行借入はできない。
③以上のような理由から
 個人での銀行借入、個人での不動産購入⇒陸山会への不動産の所有権移転とそれに伴う同額の借入債務の振替操作が必要になる。(借入金付き贈与で贈与税の問題をクリアーする。)
④以上の操作により、小沢氏個人と陸山会(任意団体)との区別を明確にすることが可能となる。
⑤以上の操作により、個人資金での不動産購入を明確化し、政治資金での土地購入ではないことを証明できる。(確認書作成時点までは、不動産・銀行借入金は小沢氏個人の名義(行為)⇒政治資金収支報告書への記載は必要ない。)
⑥小沢氏個人からの現金での4億円の借入は、運転資金である。(石川議員の供述どおり)
金の流れだけでは、説明できない「不動産・借入金」の流れがあり、確認書が大きなポイントとなる。
⑧10/29日、銀行借入が土地代の支払に間に合わなかった為、小沢氏個人が陸山会から一時的(数時間)に土地代金3億5000万円を借りて支払った。銀行借入ができた後、3億5000万円を陸山会に返済した。(ややこしくなるので図では省略)
⑨借入債務移転に含まれている運転資金5000万円分を図には掲載していないがどこかで陸山会に入金されているものと思われる。(銀行借入金から土地代金分を差し引いた残金)
この部分に関しては土地・建物を含めた金額で振替えられている可能性もあり、確定ではないが処理に関しては問題ない処理がなされていると思われる。
⑩石川秘書はこの会計処理の意味を完全に理解していなかったと思われる。よって供述が二転三転した。


検察・マスコミは陸山会からの視点でしか報告書を見ていない。小沢氏個人の側陸山会側からとの二つの側面からの視点で見ないと全体の流れを理解できない。
小沢氏側から見た今回の捜査での一番のポイントは、小沢一郎個人からの借入金の金額4億円を検察側が何時、確定させるかであり、検察側が金額を4億円で確定した時点で検察側の捜査の前提が全て崩れてしまった。(土地購入の為の資金4億円の中に水谷建設からの献金5000万円が含まれている可能性が消えてしまった。)


文書で説明すると下記の通り
検察・マスコミは陸山会側からの視点でしか見ていないような気がします。
これらの一連の流れは、「陸山会としての行為」、「小沢一郎個人としての行為」と分けて見ていかないと理解できないように思います。
ポイントは下記の3点ではないかと思われます。

①確認書の内容が意味することとは?
②小沢一郎氏(陸山会ではない)は不動産を購入する場合なぜいつも銀行借入をするのか?

③石川秘書は不動産取得に関しての陸山会の会計処理方法の意味を完全に理解していなかった?(虚偽でなくなる。)
 
今回の一連の流れを「陸山会としての行為」、「小沢一郎個人としての行為」と分けて説明してみます。

 小沢一郎個人としてのの行為(政治資金収支報告書に記載する必要なし)陸山会が代行
10月初旬 陸山会に現金で4億円貸付
10/29   陸山会に貸し付けた4億円から一時的に土地取得代金3億5・・・万円を借入
土地代金支払い
銀行から陸山会の定期担保に4億円借入

         3億5・・・万円陸山会に返済
翌年1/7  確認書を元に陸山会に土地所有権を移転
借入債務4億円も陸山会に移転(内訳 土地取得代金分+貸付金?)
(土地については借入金付き贈与-あえて表現するとすれば)


陸山会(人格なき社団)としての行為(政治資金収支報告書に記載する必要あり)
10月初旬 小沢一郎個人より現金で4億円借入
10/29  小沢一郎個人から借入れた4億円から一時的に土地取得代金3億5・・・万円を小沢一郎個人に貸付
小沢一郎個人より3億5・・・万円が返済される
翌年1/7 確認書を元に小沢一郎個人からに土地所有権を譲り受ける
土地登記(中間省略登記)
   借入債務4億円も陸山会に移転(内訳 土地取得代金分+借入金?)
(土地については借入金付きで贈与を受ける-あえて表現するとすれば)
同年中   銀行に4億円返済
翌々年   小沢一郎個人に4億円返済



公判以前の問題控訴取り下げが妥当ではないかと考えます。
東京地検特捜部の皆さん、どう説明されますか・・・?
そもそも、資金繰りのための借入金は永田町では記載しないのが常識らしいそうですよ・・・。

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