2010年2月4日木曜日

何も知らないテレビの司会者

TBSの朝の番組を仕切っているM・・・・・・氏
テレ朝、夜の報道番組のH・・・・氏
両氏に一言!
こんな大きなお金が。」「政治的・道義的責任が・・・。
出てくる言葉はいつも同
いかにも庶民の味方ポイ口ぶり。
庶民銀座のクラブ行けませんよ!

両氏は、今回の石川議員の容疑内容政治資金規正法についてどれだけご存知なんでしょうか?
とつい言いたくなってしまう。
今回の大手マスメディアの対応についてどう思われるのですか?
自分達の報道が偏向的で且つ一方的な情報提供ではなかったと言えるのですか?
と聞いて見たい。

愚痴っていてもしょうがないので、私見を少し・・・・。

政治資金規正法における政治資金の流れ
企業・団体からの寄付⇒政党支部⇒政治資金管理団体(総務省で公表)
個人からの寄付⇒関連する政治団体⇒政治資金管理団体(総務省で公表)
大まかに言うとこういう流れになる。これが政治資金規正法で想定している資金の流れである。
これにより、議員本人が代表者である政治資金管理団体にお金を集約させ有権者に実態をわかりやすく公表しようと言うのが本来の趣旨である。陸山会はそういう意味においてもモデルになる処理がなされている。
中には
有権者・企業・団体からの寄付⇒政治資金管理団体⇒関連する政治団体(都道府県選挙管理委員会に届出・2つ以上の都道府県で主たる活動がある場合は総務省)
という本来の趣旨に反した処理をしている議員もいる。(改正以前)

今回問題になっている「陸山会」は政治資金管理団体である。
小沢さんクラスになると個人・企業・団体からの寄付がかなり大きな金額になる。それがいくつかの関連する政治団体(小沢氏の場合10近くある)に入り、そこから政治資金管理団体である陸山会寄付される流れになる。
その他に政党のみが一つに限り届け出ることが出来る「政治資金団体」からの寄付がある。
いい悪いは別にして、法律的にはこのような仕組みとなっている。
寄付・パーティー券の購入をあわせて一般的には「政治献金」と呼ぶ。


前にも述べたが、政治資金収支報告書の収入には、個人・銀行からの借入金関連する政治団体からの寄付も含まれる。
よって小沢氏クラスになるとかなり大きな金額が政治資金管理団体に収入として一度に入金される場合がある。大きな金額の動きだけを捉えて、不正なお金があるかのような印象を与える発言をすることは間違いである。

今、問うべきことは
ザル法と呼ばれる政治資金規制法どこが問題なのか企業献金の是非であり、矮小化して個人の問題にすり替えないことである。

政治的・道義的責任について
大変、便利な言葉である。多分、今国会でも野党から、何百回となく聞かれるであろう。
が、本来「政治的・道義的な責任」は個々の政治家の問題であり、所属する政党の問題ではなく、また個々の議員が他の議員に対し問うものでもない。本来は、有権者が選挙において判断をくだすものである。
それが民主主義であり主権在民であり、選挙によって国民の代表を選ぶ権利である。
今回の場合で言えば、個々の政治家(今回の場合は小沢氏本人)が個人の責任において、有権者に対し責任ある説明をすべきである。ということで個人の判断に任せるべきであろう。(鳩山首相が言っていることはこのことである。)


政局のために利用することは、許されない。

メディアが「偏向的&誘導的な報道」を行うことは有権者の判断に大きな影響を与えるとともに、選挙で選ばれた国民の代表を侮辱することでもある。ひいては、日本の将来にも影響を与えかねない。
自分達が大きな力を持っていることを常に自覚しなければいけない。

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